ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。毎週月曜日21時更新です。その他のタイミングでも時々更新します。

一日の記録をつけようと思う

一日の記録をつけよう。
僕は一体何をして一日を過ごしているのだろう。
何にもわからないまま毎日をいたずらに消費している。

昨日だってそうだ。
11時に起きて、飯を食べた。嫁さんが作ってくれた卵サンドだ。おいしかった。
それから録画が溜まっていたNHKの朝ドラ『半分青い』を一気に見た。トヨエツが相変わらず素敵だった。意外な展開もあって嫁さんと食い入るように全部見た。見終わって15時。
15時~17時までテレビで漫才を見て、それから筋トレをした。
18時に嫁さんとカフェにでも行こうか、となったが、途中僕が本屋に寄りたいと言ったことから話は急な展開に。
本屋にはスラムダンク新装版7~10巻の予約をするつもりで行ったが、既に売っていたのでそのまま買った。本もフライングで売るんだ。
あと『ソラリス』という小説と開高健のエッセイ集を買った。小説を買うのは何年ぶりだろう。ソラリスを選んだのは単純にジャケットとタイトルが良かったから。北海道に出稼ぎに行ってた時期に、よくJimmy Eat Worldを聴いていた。『ポラリス』という曲があって、北海道の真っ暗な真冬の原野を車で走りながらよくその曲を聴いた。ソラリスのジャケットとタイトルを見た瞬間に、その時の、寂しくて静かな気持ちがフラッシュバックした。単純にそれだけの理由でソラリスを買った。SFということ以外何も知らないが、ソラリスも静かな小説だったらいいなと期待している。

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ソラリスを少し読んだ。何というか無機質な印象。まるで安部公房の『第4間氷期』みたいだ。開高健のエッセイも同じような沈んだ気持ちで買った。
同じ本屋に『万引き家族』の小説版?が売られていた。嫁さんと二人、その本をのぞき込んでみると「カンヌ映画祭パルムドール受賞」と書かれてあった。山田孝之山下敦弘監督と芦田愛菜と一緒にカンヌ映画祭パルムドール受賞を目指す、という馬鹿げた番組を、かつて嫁さんと一緒に見ていた。タイトルは忘れた。『山田孝之東京都北区赤羽』は抜群に面白かったが、そのパルムドールの番組はそんなに面白くなかった。そんな話を嫁さんとしているうち、何故だか『万引き家族』の映画をそのまま見に行くことになった。

レイトショーをやっている街の映画館に移動する。途中軽食をはさんだ。
映画は、この監督の作品こういう感じのが多いなあ、という印象。嫁さんは随分泣いていた。どうもリリー・フランキーが嫁さんの涙腺のツボなのではないかと最近疑いを強くしている。

映画を見終わって23時前、帰ってきて24時前。嫁さんはすぐ寝たが、僕はそれからワールドカップを見ていた。
ワールドカップを見ながら、何と無軌道で無計画な一日なんだろう、と思った。

昨日は休日だったからまだそれなりの充実感があったけど、僕は割と平日もこんな感じで過ごすことが多い。自分で自分が何をしているのかを把握していない。時間がいつの間にか溶けていく。以前の日記でやりたいことを先回しに、みたいなことを書いたが、やりたいことに手当たり次第手を出した結果余計にわけがわからなくなった。僕は一体何がしたいんだ。

お金も同じだ。何に使ったのか覚えていない。いつの間にか溶けていく。まるで蛇口の栓がガバガバになってるみたいな感じがする。全部出て行く。こんなんで金が貯まるはずもない。
時々生徒の貯金額を聞かされて暗澹たる気持ちになることがある。僕より全然多い。シャレになってない。
ジャンジャン入ってきてジャンジャン出て行くなら何だか景気のいい話だけど、僕の場合チョロチョロしか入ってないのにジャンジャン出て行く。いや、ジャンジャン出て行くという感覚すらない。いつの間にか出て行ってる。金を使ったなあ、という名残もクソもない。チョロチョロ入ったものが、そのままチョロチョロ漏れ出している。
恐らく、金も時間もいい加減でしょーもない使い方をしているのだ。

なので、僕が一体一日の何にお金と時間を使ったのかを、普段持ち歩いて適当な絵を描きつけてるクロッキー帳に記録していくことにした。特にネットをしている時間に気をつけたい。下手すりゃ5、6時間ぐらい食われてる可能性がある。時間を溶かしている犯人は多分コイツだ。
ついでに、今日気づいたことなどもそのクロッキー帳にバンバン書いてみた。なかなかいい感じだ。スマホにメモするより閲覧性が良い。筋トレのことなんかも書いていけば過程がハッキリはわかって良いかもしれない。そうだ、絵も一緒に書いて絵日記みたいにすればさらに素敵になるんじゃなかろうか。

一気に色んなことをやろうとすると、僕の場合かえって何もしたくなくなるという逆噴射が起こる。とにかく少しずつでいい。毎日何かをやってきたという自信になるものが欲しい。それでなければ僕には何にも無いような、そんな気がしてしまう。

一日の、記録をつけよう。

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やっぱり井上雄彦先生の描き下ろしカバー絵が気合い入り過ぎな件。