ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。毎週月曜日21時更新です。その他のタイミングでも時々更新します。

ゼブラのGペンとペン軸とインクと漫画の原稿用紙を買った。

ついに、ついにこの時が来たのか。
銀行の残高を確認してみる。4200円しか入っていない……


いけない。
いけなーい!!



次の給料日までまだかなりある。どのようにして生きるのだ貴様は?
しかも給料日がやってきたとしても、今月はほぼ授業がなかったので来月の給料は雀の涙。多分2万円もないだろう。大変まずい。

我ら非常勤の頼みの綱にして最後の希望、確定申告による還付金が振り込まれるまでの時間もかなりある。昨年よりはもらえる額が大きいが、そんな1ヶ月も先の未来のことは問題ではない。大切なのは今だ。
このままでは何も出来ない。確かに引きこもるのは嫌いな方ではないが、「強制的に引きこもっていなければならない」というのは話が別だ。それは嫌だ。外に出たい。

かくなる上はやむを得ぬ。任天堂switchのソフトを売りまくろう。

ということで僕はbookoffなる聖域に向かい、

「ゼルダの伝説 breath of the wild」
「大乱闘スマッシュブラザーズspecial」
「スプラトゥーン2」
「ウルトラストリートファイター2」

の4本を質に入れた。
大体14000円ぐらいになってビックリした。switchのソフトって時間が経っても高く売れるんだなあ。
この中では確かゼルダの伝説が一番高かったんじゃないか。2年ぐらい前に出たソフトなのに4000円以上で買い取ってくれた。さすが神ゲーの名を欲しいままにしただけのことはある。
スマブラは友人に勧められて始めたものの、結局熱が長続きしなかった。対戦ゲーはあんまり向いてないのかも。


ともあれ、こうして14000円の軍資金が手に入ったところで早速都会へ出る。画材を買うためだ。すなわち自転車操業に次ぐ自転車操業だ。金を眠らせている暇など僕には無い。
switchのソフトたちよ、喜べ。お前らははるか高貴なる画材へと転生するのだ。

昔ウチの親父が、家に遊びに来た友人から金を借り、借りた金をその場で僕につかませて「酒を買ってこい」と厳命する事案が発生したことがあったが、それを画材を買いに行く途中少し思い出した。その友人は親父の発言を聞いて爆笑していた。
金は稼ぐものではなく回すもの、みたいな感覚がどこか僕にもある。金は無ければ無いでそれはしょうがないんだけど、どうしても必要な時があるからその時は何か売るなり、借りるなりして金を回すしかない。


ところで画材のことだが、僕は特にペン先が欲しかった。これまでペンはsigno0.38mmボールペンを使っていて、まあそれでも十分だったんだけど、どうにも単調な線しか引けず、絵が機械的になるのが嫌で、漫画家の先生が使っているペン先に手を出してみようと思った。
加えて、
「ペン先? Gペン使ってますよ、ゼブラの」
とかサラッと言ってみたくもあった。
むしろそっちの方が動機としては強かった。たまには調子に乗らせてくれ。
switchのソフトたちよ、喜べ。貴様等は私の虚栄心の肥やしとなるのだ。


ということで、梅田の阪急3番街にあるToolsさんへ。

初めて行ったのだが、パッと見た感じの店の小ささにビックリした。絵を描くための画材がたくさん置いてあると聞いてきたのだがとてもそんな風には見えない。早速中に入ってみる。置いてあるのはマスキングテープ?とかなんかそんな感じのかわいい文房具ばかりだ。絵を描く者が宿す「負」あるいは「腐」、もしくは「闇」みたいなオーラがこの店にはまるでない。
どうなってるんだ?

お客さんも若い女性ばかりで、はっきり言って僕みたいな腐れ外道が居ていい空気ではない。この中にはswitchのソフトを売りまくってはるばるやってきた人間はおよそいないように見える。
いたたまれなくなって僕はすぐに外に出た。

ペン先は他のところでも、なんだったらamazonでも買えるのだけど、僕が欲しいペン軸が他の店には置いておらずamazonでも買えなかったので、Toolsにやってきたのだが、見当違いだったのか。

とりあえず心を鎮めるためにヨドバシカメラに入る。中をウロチョロしてみるが特に欲しいものなどなく、頭の中は画材のことでいっぱいだ。
大阪には心斎橋にkawachiという大きな画材屋さんがあるようなのでそこに行ってみようかと思ったのだが、Toolsのためにせっかく梅田までやってきたのだからと思ってもう一度スマホで店を確認してみる。外観は間違いなくここだ。しかし内観が違う。
コピックがこんなにたくさん並んではいなかった。どこだここは?

お店の人に聞いてみようと思って再度Toolsに行ってみた。写真と照らし合わせるべくグルリと店の周りを半周したところで気がついた。地下にも店があったのだ。

なんともわかりにくい。せめて看板とか貼り紙とかしててくれたらいいのに。

ともあれ無事に発見できたので安心して地下に降りてみると、地下にいるお客さんは気合いの入った方ばかりだった。

いや、上と下で色々違いすぎないか?
なんか殺るか殺られるかみたいな空気が流れてる気がする。コワい。

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雰囲気がガチよりのガチ
僕みたいな素人がこのような場所に長居するのはスラム街を真っ裸で歩くより危険であると思われたのでさっさと目当ての物だけ購入して退散した。

一応買ったものとしては、

ゼブラGペン(ハード)
東京スライダのペン軸
パイロットの黒インク(製図用)
アイシーの漫画原稿用紙(B4)

の4点であった。合計で3000円にもならなかったと思う。
ペン軸は目当てのモノが見つかって嬉しかった。

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ペン先に刻印された「G」の文字がかっちょいい。

家に帰って早速描いてみる。ちょうどJOJOの模写をシャーペンでしたものがあったので、それにペン入れしてみた。

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初めてのペン入れ。ベタのところもペンで描いた。いや、なんかカッコよくないすか?シャーペンでの下描き状態とは全然違うことを強調したかったが、下描きを撮るの忘れた。

う、うおぉぉぉ。


なんかカリカリいってるぜ。それっぽい。それっぽいていうかそれなんだけどそれっぽい!
細いところがちゃんと細く描ける。線がもっちゃりしない。ボールペンとは明らかに違う。
時々線が暴発的に太くなるが、これは慣れによりコントロールできるようになるんだろうか?
そういうところもなんつーか、ピーキーで良い!
「あのピーキーなペン先を使いこなすなんて、お前は一体……」
とか言われてみたい。

でも一番気持ちいいのは音かもしれない。このカリカリ音は何だかずっと聞いていたくなる音だ。そう思って三脚を使って音を録ろうとしたが音が小さすぎて上手に録れなかった。

やっぱりシャーペンだけでなくて、ペンを入れると絵がグッと締まる気がする。シャーペンのままのものもそれはそれで好きなんだけれど。

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シャーペンだけだとこんな感じ。
ペン軸やインクは他のモノを使ったことがないので、何とも言えないけど、特に不便は感じない。ペン軸は見た目だけで選んだし。持つところがクネッとなってるところがPINARELLOのONDAフォークみたいでカッコいいのではないかと個人的に思っている。

今はモノクロの適当なイラストをGペンを使って一枚描いている。
もうすぐ描き終わりそうなので、描き上がったら絵だけここにもアップしようかな。


それより何よりどんなのでもいいから、今年は漫画が描きたい。もうなりふり構っていられる状況じゃない。というかなりふり構っていては何もできない。
そのために原稿用紙を買ってきたのだし、買ってきた画材さえあれば十分に描けるのだ!その事実が嬉しい。漫画を描くということは、そう遠くにある事象ではなかった。


switchのソフトたちよ、君たちは転生の結果、私に無上の喜びを与えたぞ!

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switchのソフトが転生した結果。
ゼブラ 漫画用ペン先 ハードGペン 10本 PG-8B-C-K

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パイロット インキ製図用30ml INK-30-DR 30ml 黒

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アイシー マンガ原稿用紙 B4 厚135kg IM-35B

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