ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。毎週月曜日21時更新です。その他のタイミングでも時々更新します。

友人がやせていた

別に病気したとかそういう意味ではなく、友人がやせてカッコ良くなっていた。

以前会ったときは少しやせたかな、ぐらいだったのに、それから多分3ヶ月ぐらいしか経ってないのに、先週会った彼は随分やせていた。

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イメージはこんな感じ。正直うらやましい。
やせると顔がスッキリするのはもちろんだが、印象が若返るように思う。僕らはもう36歳だが、まるで高校時分の彼をもう一度見たような気分になった。フレッシュが匂い立つようであった。


高校の時の僕はガリガリだった。どれぐらいガリガリかと言うと自然気胸を再発させまくっちゃうぐらいガリガリだった。
「若くてやせ型の、背の高い男性がなりやすい病気です」
病院の先生から初めて気胸のことを聞かされたとき、それ俺のことじゃん、と思った。

そうなりやすいことがそうならないというのが世の中であると思っていたが、実は結構そうなりやすいみたいだ。
気胸は再発しやすい病気です」
と先生から言われた時も、そうなりやすいと言ってもそうはならんだろう、と思っていた。でも、やっぱりそうなった。
あんまり再発するもんだから最終的には全身麻酔で肺の弱い部分をホッチキスでとめる手術までした。

もともとガリガリの体型だったので僕は太らないと思っていた。20代の頃は太るための努力をしていたぐらいだ。中年になると代謝が落ちて太りやすいとは聞いていたが、「太りやすいとは言うけれど自分に限っては太らんだろう」と思っていた。
だけどやっぱり中年になって太った。
つまりそうなりやすいことがそうなったということだ。

高校生だった頃から比べると10kgぐらい増えている。ブログを始めて3kgやせたがそれも戻った。
今78kgだ。昔はいてたズボンを今はこうとするとボタンがぶっ飛びそうになる。

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30代半ば以降使用可能になる技。
個人的に自分のベスト体重は72kgだと思っている。
そこまで落としたこともあるが、しかしやっぱり戻ってしまう。無理に落とした体重は戻りやすい。それもその通りだ。
放っておくと78kgまでいっちゃうわけだから「~やすい」を逆手にとって、「やせやすい」「やせた状態を維持しやすい」体及び習慣を作ることが必要なのだが、それがなかなか難しい。

聞けばやせた友人は走っているという。僕は「走ればやせるって言うけどそんな奴ホントにいんの?」といつも思っていた。確かに走って効果が出たこともあったが、僕の場合大抵1ヶ月か2ヶ月で走ることをやめてしまう。それでやっぱり元通りになってしまう。つまり走るのは継続するのが大変難しく、習慣として走ることを確立している人間を僕は見たことがなかった。最終的に元に戻っちゃうのだからそれはやせてないのと同じことだ。

であるので友人がかなりの期間継続して走って、高校時分の風貌に戻るまでやせたことが、ある意味ショックであった。そこまでちゃんと走っている人間が身近にいるのだ、というショックだ。さらにちゃんと走ったらやっぱりやせるのだ、というショックだ。しかも走ることを楽しんじゃってる風まである。

僕の知る限りその友人はかなりの酒飲みであるはずだった。僕も酒飲みなので、酒飲みが走るつらさをよくわかっているつもりだ。走ることを考えたら酒もゆっくり飲めない。「飲みたいけどこの後走るからやめとこう」みたいな感じになってしまう。
それでも走るのが楽しいならいいが別にこれといって楽しくない。酒を飲んだ状態で走ったこともあるが、その後に走ることが確定している状態で飲む酒はまるっきりうまくない。酒の醍醐味である解放感を味わうことができないからだ。おまけに当たり前だが飲んで走るとやたらしんどくなる。
酒もロクに飲めない、走るのも楽しくない、苦しみの連続だ。続かないわけだ。僕は別にマゾではない。

少なからず友人も酒を飲むのだから僕と同じような葛藤があったはずだ。それをどうやって乗り越えたのか。もしかして彼はマゾだったんだろうか。
そんなことを考えている僕に友人は「この前も朝6時に起きて、走って、それから仕事に行った」みたいなことを言った。

ん?朝6時……?
なんと、朝起きた後に走ってるのか!

賢い、と思った。朝走ることにすれば夜はゆっくりと心おきなくお酒を楽しめるんだ。僕は今まで夜にしか走ったことが無かったので朝に走るという頭が無かった。
朝走ることにすれば僕にも続けられるだろうか?

わからないがともかくやってみよう、と思って今朝早速走ってきた。善は急げだし案ずるより産むが易しだし早起きは三文の得だ。職場が家から遠いせいもあって僕は毎朝6時半には家を出る。なので今日は5時半に起きて家の近所を10分ほど走ってみた。

感想としては眠い。ひたすら眠い。朝のさわやかな息吹を感じるとかなんとか、そんなことできない。だって眠いんだもの。半分寝ながら走ってた気がする。恐らく周りから見たら夢遊病者みたいに見えただろう。
だけどほとんど人の活動していない時間に外に出て走るのは、なんだか世界を独り占めしたみたいな気がして気分が良かった。

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眠すぎて走ってる時の記憶がほぼない。
何日坊主になるかわからないけど、しばらく朝走ることを続けてみたい。
それでいつか朝走ることを楽しめるようになれば一番いいんだが。