ソーリーベイベー

一非常勤講師の覚え書きです。天津飯をこよなく愛しています。毎週月曜日21時更新です。その他のタイミングでも時々更新します。

僕の一日

書きたいことは色々ある気がしていたのだけど、いざ書こうとしてみるとどれも今は書きたくない気がして、試みに今日の一日を綴ることにした。つまり、誰の役にもたたないただ単純なる日記だ。

5時半に目覚ましが鳴った。昨日は11時過ぎぐらいに寝たはずなのに眠い。近頃は4時過ぎに一度起きてしまうせいか。ここんとこ朝走るのもさぼり気味だ。たった1kmでも走るだけで気持ちが良くて目が覚めるのに。布団の中でゴソゴソしていると嫁さんの方が早く起きて朝ご飯を作ってくれた。
コーヒーとパンとヨーグルト、それにサラダとして薄く切ったちくわときゅうりとカニカマをマヨネーズで混ぜ合わせたもの。ちくわときゅうりのセットを最初に考え出した奴は天才としか思えない。ちくわの中にきゅうり突っ込んでしょうゆマヨネーズで食べるのが最高に好きだ。
完食して6時半に家を出る。今日は天気が良い。駅までの道の途中にあるアジサイがきれいに咲き始めていた。

6時台の電車なのに混んでるのは一体どういうことなのか。皆もう少しゆっくり眠ればいいのに。どの人も僕と同じように通勤通学に2時間とかかかるのかな。
電車を乗り換えて空いてる路線へ。無事座ることが出来たので電車の中で原稿用紙を取り出して話を書き始める。つい先日JXTG童話賞に作品を応募した後、すごく久しぶりに長い話を書き始めた。物語の書き始めはいつでもすごくワクワクする。苦しまずに書ききれればいいが、いままでそんなことは出来た試しがない。この話もどうなることやら。だけど今書いてるのはバカ話なのでまだ気が楽だ。
書いてる途中に前書きかけでやめた短編のことが気になり始めた。その短編をしっかり書いてJXTG童話賞に応募した方が良かったんじゃないだろうか。というかあの書きかけをなんとか完成させたい。やったことないけど2つの作品を同時進行してみようか。

僕の対面の席には毎日出会う高校生が一人座っている。彼はいつもイヤホンをしてYouTubeで勉強しているようだ。今日は世界史の勉強か。電車の中でノート、資料集を開き、せっせと色々書き込んでいる。こういう高校生が増えれば僕みたいなのは廃業だな。むしろ早く廃業になっちまえばいい。ていうか君、学校行く必要なくないか?まあ学校も勉強だけではないか。僕が彼なら100%学校になど行かないが。このまま電車乗り過ごして学校をサボるのも悪くないぜ。心で囁いてみたが彼はいつもの駅できちんと降りた。

その後に乗ってきたおじさんを見て、なぜだか「どんなに気楽に見える人でも、誰しも悲しみや苦しみを背負って生きているのだ。馬鹿にできたものではない」ということを思った。なぜそんなことを思ったのかは分からない。

学校の最寄り駅につきブラブラとのどかな田舎道を30分ほど歩く。遠いし暑い。
先日学校までの道を歩いている途中、脱出不可能な排水溝の中にカメを見つけた。何かが動いた気がしたので排水溝をのぞいたらカメだったという次第だ。川からも遠い。なぜこんなとこにカメ?どこかから逃げ出したのか、それとも誰かのいたずらか。このままだと干からびてしまうだろうなと思ったので背中を鷲掴みにして川まで持って行った。途中止まって写真を撮ろうとしたところ、怖かったのかしてカメがオシッコをもらした。結構すごい勢いだった。カメってオシッコするんだ。無事川に戻して学校に向かった。その日の夕方川に寄ってみると放した場所で元気にしていた。

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こいつ。字面が濡れてるのはオシッコのあと。
学校に着き、社会科準備室で授業の準備をする。今日は午前中に3時間、午後から1時間。
なんだか変に気が抜けていたので、今日の授業は楽しくできたように思う。いい具合にやる気がなくて超だりぃ、みたいな時ほど授業をしながらポンポン話が出てくる。逆にしっかり準備して、これで完璧な授業できるぞ、みたいな時は何も楽しい話が出てこない。生徒も「クソつまんねえ授業しやがって、ぶち殺すぞ」みたいな目で僕をにらみつけてくる。不思議だ。
今日は親父がフィリピンでマフィアに殺されかけた話をしたり、僕がかつて北海道でやった氷の仕事の話をしたり、雀鬼と呼ばれた男について知っていることを話したりした。あと生徒会主導で麻雀大会を開催してみてはどうかと聞いてみた。生徒も何も変わらない毎日は退屈だろう。何か考えればいいのに。生徒会は先生のおもちゃではあるまい。

お昼に嫁さんに作ってもらった弁当を食べて、社会科準備室のソファで爆睡する。自分のいびきで目が覚めて、そういや社会科準備室にはコンロと鍋があるんだからこれからの季節そうめん茹でれるじゃん、と思った。

昼から一時間の授業を済ませ、明日の授業準備をする。途中嫁さんから連絡が入り、新たに探していた仕事の面接を明日受けることに決まった、と報告を受けた。僕が面接を受けるわけではないのに、なんだかドキドキした。全てが動き出している。
明日の準備が終わり学校を出たのは5時半。今日はまあまあ仕事をした気がする。

帰りの電車の中でこの日記を書き始めた。気がつけば随分長い。一日の中にも色んなことがあるものだ。本当は途中授業について思うことを書いていたのだが長すぎてうっとおしいので消した。また違う機会にしようと思う。

書いてみてやはりこういうのが書きたかったんだなと思った。なんだかスッキリとして今日は個人の日記はつけずに済みそうである。